未来の事は分かりませんが歴史に学び人生の先輩方に学ぶ事はできるんではないでしょうか
ゴールを見据えた目線
95歳で田畑を未だに耕すおばあちゃんは言います。
これ以上の日々の作務、特に意味ないわ、と。
毎日同じ事の繰り返しと動けなくなる自分と、その自分に相対して活気盛んなひ孫が元気に過ごしているんだから後は特にやる事はないそうです。凄い領域だなぁと尊敬します
70歳のベテラン投資家は私にいつもおっしゃいます。
君には時間がある。それこそが最高のアドバンテージだ、と。
まだ全部飲み込めてはいない言葉ですが、恐らく将来を見据えた施策、時間経過で膨らむ事、何事も育む事ができる優位性でしょうか。
こなれた割烹の女将は言います。
20代のお客はフったフラれたヤったヤられた仕事辞めたい給料安いだの、30代は仕事どうする結婚どうする、40代はハゲただスッただ、50代はやれだれが病気だ健康診断どうだ、60代は年金だ退職金だ、大体話題はおなじですよ、と。
多くのお客様がその年代の現実について語り合っているようです。
つまり、上の世代のマインドを知ればある程度の自分の近未来の予測はできそうです。
そこに現代の移り変わりを組み込んでピントを合わせていけば少しは道筋が見えそうです
ウザいおじさんの小言に応戦
小言おじさんに静かな応戦をする方法として、そのおじさんの小言におじさん自体が次のフェーズの予測をしているのか、おじさんにおじさん自体の未来をどう考え行動しますかと問うてみれば、そのおじさんが過去の自分を嘆きボヤいているのか、説教してるのか、警鐘しているのか、尊重しているのかが判断できます。
説教するわりに自分の未来を予測していないおじさんは言葉に詰まります。
オレの未来なんて、、と返すようなおじさんの話は色んな意味で不毛です
逆におじさんの世代はみんなこんなところでつまずいているんだよね〜
君の世代の頃の私はこんな失敗をしてて今はこういう修正をしているんだけど今後はそれを踏まえてこんな生き方をしてみたいんだよね
そんなことを言ってくださるおじさんはフェアでとても勉強になります
賢者達の目線は時間
まだ若輩者の自分には見えていない時間軸を、賢者は無常として把握しているようです
仕事で大きく成功し大病を患った私の叔父は言います。何でも良いけど最後の最後で良かったと思えれば良いんじゃないか、と。
最後が視野に入っている賢者達の思考は、抗えない現実、時間が有限であるという軸で生きているようです。
私のお客様のお話ですが、当時生きるのが精一杯だった時代を生きたおばあちゃん。彼女は言います。今の人達はいいねぇぇ。。その辺で言葉を塞ぎます。
それ以上言えば現代人は小言としか思わないと知っているのでしょう。
食べ物も生活もましてや恋愛も選べなかったおばあちゃんにも輝くべき時代、やりたい事があった時代があったのではないでしょうか。
それが出来なかった悔しさ、それを現代人が当たり前にやり不満までこぼす現代。
おばあちゃんの強い思い、しわくちゃの容姿の向こう側にハリのある面影が見えます。これは何でしょうか
いずれ鳴る。が、そろそろ鳴る”アラーム“
私のアラームは8:25分。起床の時間の。
人生の終わりのアラームはセットされているのでしょうか?遺伝子を残し役目を終えた余韻が余生でしょうか?いずれも未知の領域で今のところ不確定です。ですがいずれ、と言えている時点で贅沢でしょう。
この贅沢な時間にでさえ我を通し不平不満に勤しみ、人為的な贅沢を追求する私達はもしかしてワガママなんではないでしょうか。
満喫して終わる、満足して終わる、後悔せずに終わる。その辺が終わりを見据えた賢者達のマインドのようです。
粗野から優雅へ
大人になってもピーピーギャーギャーわめきボヤき、ふと何かに気づいたわずかな人達が他人ではなく自分の中に解決を見出し洗練されていきます。そしていつまで経っても我を通す人達が取り残され、周りにも時間搾取を撒き散らし、にも関わらず自分のお粗末な有り様に気づかず結果本人と関わる人達に残念な孤独と修正の効かない時間経過と揺るがない動けない年齢枠を構築し、人生の後半に初めて身動き取れない事に気がついて嘆くワケです。人生で初めて。
おばあちゃんのように社会情勢によって修正の効かない時間経過を被る時代もあれば、災害によって同じ事が起こるかも知れません
どうしようもない事、それは他人との関係が起因で発生している事もあるかと思います。
いくらご自身が洗練を追求しても周りが足を引っ張ったらサイコロはマイナスの目だらけです。
洗練された優雅な領域は贅沢なのかも知れません、生きている時点で贅沢なら我を取っ払ったご自身は穏やかな領域にいて自然体です。ご自身が自分に頼り周りの他人もそれぞれの自分を頼り自由であるならば互いは自由で優雅ではないでしょうか。
穏やかな時間に尊さを感じるのも贅沢を実感しているからではないでしょうか
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