お子さんの習い事として
始めるきっかけは親御さんがボクシング経験者で子供にも教えたくてとか幾つかの習い事の1つとして練習に来られる方や気の弱いお子さんの精神力アップを願って通わせるなど様々です。どのルートから始めたとしてもお子さん自身がボクシングを楽しみ自分の居場所があると感じているようだと長い付き合いになるなといつも思います。
基本的に団体行動
ランニング、縄跳び、シャドー、ミット、実践などなど練習はラウンドごとお子さんも学生も社会人も同じメニューをこなすタイムスケジュールになっている練習場が多いです
準備運動もみんなで用具の出し入れも掃除も子供大人関係なく協力し合って行います。
団体行動を通して子供も大人も協調性を育むことができます。
イメージの体現化と思考力、自立心
走る跳ぶ打つ避けるブロックするステップでリズムを作るなどボクシングは全身運動です。これらのメニューをこなしていけばスタミナ基礎体力向上はもちろん、パンチ喰らったら痛い☆ので全力で回避するイメージの体現化、さらにはどうやったら自分のパンチが当たるか相手がこんな攻め方して来たらどんな選択肢があってどう攻防しようかと考える思考力も身に付きます。
周りの意見を聞きながら自分で考え可能性のある行動を実践する、これはまさに自立した社会人の前段階にも似た姿勢でもあるわけでこの思考でリングに立つわけですからその姿勢に親御さんもコーチも胸が打たれるのは当然かも知れません。ボクシングの実践は頭と身体をフルで使ってお子さん本人に考えさせる思考力と自立心を育てることができます
挨拶
結構礼儀、挨拶の仕付けは厳しいと思います。
とりあえず、本人の気持ちはどうあれ挨拶ができるのは武器だと思います。
感謝は気づきの後についてくるものですから挨拶が当たり前にできていれば良い人生を送るためのきっかけになることでしょう。
社会人の運動のルーティンとして
鈍くなっていく身体、運動ね。。日々追われる仕事や家事で運動する時間なんてものは…
その気持ちは良く分かります、回避テンプレートですね。
ボクシングは1回辺りおよそ2時間の練習です。
毎週の2時間で得られる効果は絶大です!膝から崩れ落ちるほどハードワークですが。
・反射神経
動かなければ鈍っていきます。トレーニングしてみると良く分かります笑
やるかやられるか、窮地に立って原始脳を呼び起こし今出来る最大限の俊敏な動きを磨いてみてはいかがでしょう
・ご自身の身体に対する気づき
腰が回らない。。身体が硬くなってる、気付いてみると身体が歪んでいた。などなど様々な気づきを得ることができます。特に運動に復帰してアキレス腱を痛める人が多いように感じます。
全身が硬くなっていると怪我の温床にもなります。
私の場合ですが30歳でボクシング復帰して最初に感じたのは汗がとても臭かったです笑。
前歯は全部欠けてアバラは2回折ってまぶたも縫いました。。
まー日常に支障は無いし2年も続けてみると練習着の臭いも無くなってきました。
どんなに着飾っても中身は誤魔化せないという事です。
当時は身体の軸も体幹もズレて弱っていて力任せのパフォーマンスになってました。ボクシングの練習では自分のフォームをなんとかイメージ通りにしようと試みますが、
そこに強力な気づきが生まれます。
何故ぎこちない打ち方なのか、足かな?腰かな?構えかな。。何故避けれないのか、反射神経鈍ってきたか、動体視力か、、いやいや野生の時代に放り込まれたならそんな事は言ってられない。ぬるま湯に浸かって何かとおろそかになってるのかも知れません。原始時代は毎日が即本番だったんでしょうから練習って言うのも少し滑稽かもしれませんが。
そう考えて練習していくと普段カカトに体重かかってたんだとか、腰が後傾になって折れてたんだーとか、スマホを普段右手で持ってるから目線も顔も右寄りになってた!なんて気づきが得られます。自分を知って改善する。
日常の蓄積されたご自身のクセが練習では以外と厄介なクセだったりします。それはスムーズな動きをするための妨げになることが多いからです。普段の生活でも身体に負荷をかけているのかもしれませんね
・鍛錬で研ぎ澄ますご自身のアンテナ
日常の思考のゴミが練習のたびにリセットできます。
2時間没頭して打ち込んでみると傲慢な自分、言い訳する自分、逃げる自分が見えてきます。
汗だくになって必死こいてみると見えてきます、今の自分が。
そして錆び付いていたアンテナが磨かれ感覚が研ぎ澄まされていきます。
努力と智恵で改善されていく自分は以前よりも正見で持って世の中を捉えて見ることができるようになります。
ボクシングの練習ごときで思うかもしれませんがボクシングは0.3秒くらいでパンチが出せます。
パンチを打つ避けるブロックする表情から心理を読む仕掛ける仕込むセコンドの意図を組み込む時間内に目的を遂行するジャッジに好印象を与えるちょっとカッコつける見栄を張るなどなど。つまりそんな状況で秒単位で常に最善の選択を要求されるわけですから日常の生活に反映されないわけがありません。
特に中年層以降の方々、
いつしかご自身の心地良いペースで生きていませんか。
現代はスピード社会、ボクシングは適応ではないでしょうか。
未だ原始脳の私達がそれを活用して智恵でもって改善するわけですから、ご自身で構築しているそのペース、周りの人達からしたらいつしかスローペースになっているかも知れません。
原始時代、私達の祖先は狩をする時、友人らとくっちゃべってる最中に猛獣が突然現れた時、どんな心境だったのでしょうか。ボクシングの虜になる大人の方が多いのもそんな感覚的な何かを呼び起こす魅力があるからかも知れません
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